特濃煮干しつけ麺・中盛@三田製麺所神田店・千代田区神田
- 77
つけ麺専門店 三田製麺所神田店
千代田区内神田3-12-10 神田西口NSビル1階
こちらのお店では、煮干し祭りとして秋の定番商品の「特濃煮干しつけ麺」等を10月末までの予定で提供していたそうだが全く知らなかった。そういう中、好評につき提供期日が11月21日まで延長されたとのことで、食べ逃していた濃い煮干しのつけ麺にありつけるチャンスが訪れたことはありがたい。平日のお昼前の11時20分にお店に着くと、店内は1/3ほどの入りと空いていた。今時の店舗にしては珍しく券売機ではなく、口頭で注文し退店時に支払うやり方だ。煮干しつけ麺は、茹で上がりで小盛が240g(ということは茹で前だと160g)、並盛が320g(同200g)、中盛450g(同300g)、大盛580g(同400g)、特盛800g(同500g)というラインナップで、このうち並盛から大盛までが同一料金だ。このため、自分の標準量である茹で前300gの中盛でお願いした。900円。
麺はエッジがはっきりした太麺。当然自家製麺だろう。弾力があってものすごくモチモチしているが、硬くはなく歯がちゃんと入っていくので顎が疲れることもない。つけダレに潜らせずにそのまま食べると小麦の風味が感じられる。食べやすく美味しい麺とは、さすがはつけ麺専門チェーン店だ。一方、つけダレは煮干しの風味が強烈で、苦み、エグミ、臭い等クセが全開だ。フロア担当の大陸訛りの女性達は盛んに煮干しつけ麺を盛んに薦めているが、これは間違いなく食べ手を選ぶメニューだ。万人受けする味わいがモットーのチェーン店で、このようなマニア向けを提供するとは極めてレアだと思う。自分としてもここまでクセが強い煮干ラーメン・つけ麺は久しぶりだ。ただ、煮干風味はMAXなものの、よく味わえばそのバックでトンコツがしっかりと旨味の底支えをしているのに気づく。また、油浮きもほぼ皆無のように見える。このため、旨味は十分で煮干しのクセを除けば重さ、くどさもなく、十分に美味しい。ただ、食べ進むと少し単調に感じるようになったので、卓上にあった唐辛子、青唐辛子等3種類の唐辛子をブレンドしたという三田製麺所特製三味唐辛子という一味唐辛子を適量振り入れ辛味を加えると、狙い通り味が締まるとともに単調さが消え、以降最後まで飽きずに食べ進めることができた。また、ユズ皮が数片混ざっているので、時折ユズの爽やかな風味が口中をスーッと駆け巡り、ある意味味変的役割を果たしている。つけダレの中には2?角ほどのバラ肉チャーシューが2個、太めのメンマが2本、それに薬味の粗みじん切りタマネギ、葉が緑で軸が薄紫のソバスプラウトのようなものが少量沈んでいる。チャーシューは軟らかく、肉の旨味もちゃんと残っていたものの少しブタ臭さが出ているのが惜しい。メンマは軟らかくシャキシャキとした歯触りで、特有の風味が軽く感じられた。
300gの麺を難なくペロリと食べ、残ったつけダレにカウンターに置いてあるポットに入った割スープでスープ割をして完食。なお、割スープは薄ーいカツオとコンブの和出汁のようだった。
・お気に入り度:〇+
アルバム: 東京のラーメン・その2
お気に入り (0)
まだお気に入りに追加している人はいません。
コメント (0)
まだコメントがありません。最初のコメントを書いてみませんか?
コメントするにはログインが必要です。フォト蔵に会員登録(無料)するとコメントできます。