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味玉醤油らーめん@だるま・杉並区中野富士見町

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写真: 味玉醤油らーめん@だるま・杉並区中野富士見町

写真: くるみだれせいろ@しののめヌードル・江東区亀戸 写真: 広島つけ麺・中盛@INOSHOW・西東京市保谷

純手打ち だるま
  杉並区和田1-18-3

 麺や七彩@中央区八丁堀出身のご主人が、注文が入る度に麺帯から麺を包丁で切り出し、手揉みして茹でるという手の込んだやり方で提供していると聞き、どんだけ美味しいんだろうと訪れた。平日、開店10分前の11時20分に着くと、既に5名が並んでいた。定刻どおり11時半に開店すると、あっという間に満席になっただけにとどまらず、店内外を含めて10名以上が待つという人気ぶりだ。店内に入ると左手に券売機があり、基本は醤油らーめんのみで、トッピングでメニュー数を増やしている。ノーマルが900円、味玉トッピングは1020円、チャーシュー麺1150円、全部のせ1270円というラインナップから味玉醤油のボタンをポチっとな。奥様に食券を当たす際、150gの並盛り、200gの中盛り、250gの大盛りから選ぶように言われ、250gだとスープとのバランスが崩れる恐れがあるので中盛にとどめた。
 厨房を囲むようにカウンターがL字型に配置されているので調理の様子がよく見える。1ロット4杯で、まずは麺帯から麺を切り出す、はかりで計量したら打ち粉をして手でよく捏ねてから大鍋へ、時々かき混ぜて平ザルで麺上げしてそのまま湯切りをして丼にという手順で、見ていてとても気持ちがよく、また、絶対旨いことが確信できる。そのように茹でられた麺は幅が5〜8mmほどと不揃いの平打ち。手もみの縮れ麺だが麺肌は結構ツルンとしていて、噛むとプリップリでモッチモチのいかにも手打ち麺といった感じだ。同時に、小麦の風味とともに小麦粉が持つ軽い甘味を感じる。この食感と味わいが打ち立て、切りたて麺の特徴だ。スープは鶏ベースに節や煮干といった魚介系を合わせたものだが、魚介の正体は分からなかった。当然コンブも使っているだろう。動物系の旨味が強いわけでも、魚介の風味が強いわけでもない、日本人なら嫌いという人はいないと思われる非常にバランスが取れたものだ。塩加減もちょうどよく、ついつい飲み干してしまった。チャーシューは肩ロースとバラ肉の2種類。どちらも相当軟らかいが、肩ロースは低温調理で肉の旨味が相当強く、一方、バラは煮豚でこちらは脂身の甘さがよく分かる。追加トッピングの味玉は、オレンジ色の黄身がどろりと流れ出すか出さないか微妙な半熟具合で、ネットりと濃厚な味わいだった。メンマは細く裂いてあるにもかかわらず部分的にはジャキッとした強い食感で、全体にブラックペッパーがまぶしてあるという珍しい味付け。これがスープによく合って〇。青菜はホウレンソウ。もう少し量が欲しかったが、諸物価急騰の中では贅沢は言えまい。
 麺もスープも具材も文句なしの出来で美味しさ。もう少し近ければしばしば訪れることになるだろうに。

・お気に入り度:〇+

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