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15.09.17.圓應寺(円応寺。鎌倉市)

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写真: 15.09.17.圓應寺(円応寺。鎌倉市)

写真: 15.09.17.圓應寺(円応寺。鎌倉市) 写真: 東慶寺(鎌倉市)

mixi記事コピペ――
圓應寺(円応寺)・十王(閻魔) (鎌倉市)
2011年12月03日 22:11

11.12.01.
●建長寺境外塔頭 新居山 円応寺――
けいがいたっちゅう あらいやま えんのうじ。
別名“新居閻魔堂”、“十王堂”。
開基、開山、創建、いずれも不確定にて省略。
臨済宗建長寺派の仏教寺院。
本尊は閻魔王。

鎌倉時代作の閻魔像、冥界十王像。運慶作もハズレ。
・こんな話が――
笑い閻魔――運慶が死んで地獄に落ちたが、閻魔大王に「生き返らせてやるから自分の像を作れ」といわれ蘇生した。生き返った運慶が笑いながら彫ったため、閻魔像も笑っているような表情になった。このため、この閻魔像は笑い閻魔と呼ばれるようになった。
人食い閻魔――円応寺がまだ滑川沿いにあった時、閻魔像は瘧を直すご利益があるとされ信仰を集めていた。ある日瘧にかかった子供を連れ、親が「この子の願いを聞いてください」と願ったところ、「この子を召し上がってください」と聞き違えて子供を食べてしまった。

・閻魔賽日、十王詣――
正月16日と7月16日の閻魔賽日(地獄の釜の蓋が開いて鬼も亡者も休むとされる日)に、寺院で十王図や地獄相変図を拝んだり、閻魔堂に参詣したりすること。
↓十王とは地獄にいて亡くなった人の罪を裁く10人の判官のことで、特に閻魔王のことを指す。


●十王――
死後、人間を初めとするすべての衆生を裁く十人の裁判官のこと。
1、初七日(七日目) ――秦広王(不動明王)
2、二七日(十四日目)――初江王(釈迦如来)
3、三七日(二十一日目)――宋帝王(文殊菩薩)
4、四七日(二十八日目)――五官王(普賢菩薩)
5、五七日(三十五日目)――閻魔王(地蔵菩薩)
6、六七日(四十二日目)――変成王(弥勒菩薩)
7、七七日(四十九日目)――泰山王(薬師如来)
8、百か日(百日目) ――平等王(観世音菩薩)
9、一周忌(一年目) ――都市王(勢至菩薩)
10、三回忌(三年目) ――五道転輪王(阿弥陀如来)
・十三王の場合――
七回忌(七年目) ――蓮華王(阿・如来)
十三回忌(十三年目)――抜苦王(大日如来)
三十三回忌(三十三年目)――慈恩王(虚空蔵菩薩)


●裁き――
1、倶生神の報告に基づき記帳し、罪の重さで三途の河の渡り方を決める。
2、生の罪を裁く。
3、淫邪の罪を裁く。
4、生前の言動、目、耳、鼻、舌、皮膚で犯した罪を裁く。
5、閻魔王朝には、浄玻璃鏡に映しだされる生前の善悪を見る。ほかに“この世に残された遺族による追善供養における態度”も“証拠品”とされる。
6、六道の行き先、天道、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道のいずれかを決める。
7、生まれ変わりの性別や年齢を決める、最後の決定。
8、遺族の行う法要によって亡者の来世の安楽を願うことができる。
9、罪が重ければ地獄へ落ちるが、一周忌の法要によって赦免される。
10、これにより亡者が涅槃に至る。

※倶生神(くしょうじん)とは、人の善悪を記録し死後に閻魔大王に報告する2神。
倶生とは、倶生起(くしょうき)の略で、本来は生まれると同時に生起する煩悩という意味。
人が生まれると同時に生まれ、常にその人の両肩に在って、昼夜などの区別なく善悪の行動を記録して、その人の死後に泰広王へ報告。これが後に閻魔帳となる。
左肩にある男神は同名(どうめい)といい、善行を記録。右肩にある女神は同生(どうしょう)といい、悪行を記録する。


※十王――
じゅうおう。道教や仏教で、地獄において亡者の審判を行う10尊の、いわゆる裁判官的な尊格。
人間を初めとするすべての衆生は、よほどの善人やよほどの悪人でない限り、没後に中陰と呼ばれる存在となり、初七日 - 七七日(四十九日)及び百か日、一周忌、三回忌には、順次十王の裁きを受けることとなる、という信仰。
生前に十王を祀れば、死した後の罪を軽減してもらえるという信仰もあり、それを“預修(よしゅ)”と呼んでいた。十王は死者の罪の多寡に鑑み、地獄へ送ったり、六道への輪廻を司るなどの職掌を持つため、畏怖の対象となった。
俗に、閻魔に対する信仰と捉えられる。これは閻魔以外の諸王の知名度が低いせいと考えられる。


鎌倉巡回マップ
https://www.google.com/maps/d/edit?mid=1jxb6mB3DQV4YD4D4murEy9SF9Rk


12.09.14
15.09.17.

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