修禅寺指月殿(伊豆市修善寺温泉)
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mixi記事コピペ――2016年07月28日 14:04
16.07.12.
本尊、釈迦如来
開基、北条政子
創建、鎌倉期
伊豆八十八箇所八十八番札所。
源頼家wiki→ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BA%90%E9%A0%BC%E5%AE%B6
伊豆最古の木造建築。
扁額は一山一寧による。(モノホンは修禅寺に。これは複製)
※指月とは経典のこと。
(→伊豆市観光ガイド)この「指月殿」というお堂の名の由来には、禅の教えが深くかかわっているのですが、 北条政子は、この「指月殿」とともに、仏教の経典である「大蔵経」(だいぞうきょう)や、釈迦三尊像を刺繍で表した「繍仏」(しゅうぶつ)などを「修禅寺」に寄進したとされています。
その多くがすでに失われており、現在残っているのは、静岡県指定文化財となっている、般若心経のひとつ「放光般若波羅蜜経」(ほうこうはんにゃはらみつきょう)の巻第二十三をはじめとしたわずか8巻となっているのですが、そんな経典の、禅の世界におけるあり方を説いたものに、「不立文字」(ふりゅうもんじ)という言葉があります。
この「指月殿」という名前は、この禅の世界で用いられる、禅宗の根本的立場を示す「不立文字」の「指月」の例えからきているとされています。
禅の世界では、経典などはその方向性は示すものの、言葉では本来の釈迦の教えは伝えられないとし、文字や言葉による伝達を避け、座禅にひたすら励むことにより、以心伝心、お釈迦さまと同じ域に達し自ら悟ることを目指しています。
その例えとして、「指月」が用いられ、月を指す「指」を経典に、その延長線上にある「月」を仏の教えとし、月に辿り着くことがすなわち悟りの境地としています。
「月」(仏の教え)を知る上で、経典はあくまでも「指」であり、その方向を示す便宜的なものであり、決して「月」そのものではなく、あくまでも座禅により以心伝心、自らが「月」に辿り着くことが重要であると説いています。
とても奥の深い言葉なのですが、そのような心持ちで、この「指月殿」上に上る月を眺めるのも、これ一興ではないでしょうか。(←)
番犬2016夏 相州・豆州・駿東行脚
https://www.google.com/maps/d/edit?mid=1PkvHeOUkhrUN3MRGj4KFTxbse2o
巡回マップ→ https://drive.google.com/open?id=1WiPgV9Fgfpjv5vy3v0kilOraqXU&usp=sharing
アルバム: 静岡県1/伊豆国
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